2013-01-31

【思ったこと】運命は信じるためにある,という話

ほとんど読まれていない当ブログにおいて,検索でヒットするような記事でもないのを書く意味があるかと言われると多分ないのだけど,備忘.

今日,昼ごはんを買いに,オフィスフロアからエレベーターを待っていたときのこと.
僕のオフィスのエレベーターホールからは青い空と東京スカイツリーが見えるのだけど,それを見て思い出したこと.

運命っていうのは,信じるためにあるんだな,と.

僕が就活をしていて,ある会社の最終面接にたどり着いたときのこと.
僕はその会社のある店舗でアルバイトをしていたこともあり,その会社のことは好きだったんだけど,実際に正社員として働くことは,あまりイメージも情熱も持てていなかった.
でも,最終面接まで来たのだから,「ここから1時間は,この会社で働いた時の自分に目一杯期待して喋ろう」なんて思った.
実際には結構散々な面接になって,受付を出て,エレベーターを待っていた.
そのエレベーターホールからも,綺麗な青空と,東京タワーが見えた.
東京タワーは結構近くて,数週間前の震災で曲がった先端もよくわかった.

それを見て,「もうこの景色も見れなくなっちゃうのかな」なんて思った.
僕はこの某ビル街に来るのが結構好きだったので,なんか寂しかった.

数日後,不採用のお知らせが来た.どこかホッとしたのと同時に,あの景色が見られないことの寂しさも覚えた.


それから数週間後,今働いている会社の役員面接がやってきた.
この面接を通れば,最後は社長面接.実質最大のハードルは,この役員面接だった.
僕は,就活当時からこの会社のことが好きだった.他の企業の選考も残っているが,この会社の内定で就活を終えようと思っていた.

役員に,想いはバッチリ届いた.はじめて,そんな手応えがある面接をすることができた.
おっしゃ,いける!そんな時に,今日目にしたのと同じ空を見ていた.スカイツリーはまだ建設途中だったが.

「僕はまたここに来るんだな.来年も,再来年も,今度は仕事をしに,ここに来るんだな」って思った.それを信じて止まなかった.

結局,社長との面接もパスし,毎日,このビルに通って仕事をしている.


運命ってのは,信じるためにあるもんなんだな,きっと.

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