就活 Gmail 術はまだあるぞ!
どうも,Mura-Mi です.
前回は,就活で使える Gmail の活用方法をお伝えしたわけですが,どちらかと言えば Gmail の基本的な機能を徹底的に活用するということで,就活に即した内容であったわけではありませんでした.
この記事では, Gmail のもう一つの基本的な機能であり特長である「アーカイブ」について確認をしたあと,就活の実情に合わせた Gmail の活用の方法についてお教えしようと思います.
アーカイブ機能って?
そこで役に立つのが,「アーカイブ」という機能です.
英語で言う「Archive」というのは,「書庫」とか「過去の資料」っていう意味があるわけなんですが,要は Gmail で言う「アーカイブ」というのは,「ひとまず用が済んだメールは押入れにしまっておこう」という発想をもとにできています.
例を上げて説明しましょう.12月1日に,大学の先生から授業の評価とかレポートの書き方の指示に関するとても重要なメールが来ました.12月2日に借りていた教科書を返してほしいという友達からのメールが来ましたが,12月3日に返しました.
12月4日に別の友達から遊ばないかとメールが来ましたが,忙しいので断りの返信をしました.
この状況で,あなたにとって大切で事あるごとに確認したいメールは,最初に届いた大学の先生からのメールであって,教科書のやり取りも遊びの誘いのメールももう「終わった話」なのです.
でも,これら3つのメールがすべて受信トレイに残っていたら,ほんとうに大事なメールがどれなのか,ひと目でわかりづらいですよね.
スターマークをつければいいとも思うのですが,もし100通のメールの中からそういったメールを探し当てるとなったら,結構大変そうです.
そこで使いたいのが「アーカイブ」です.アーカイブ機能を使って,教科書のやり取りに関するメールと,遊びの誘いのメールを「アーカイブ」するのです.
すると,受信トレイには,大学の先生からの重要なメールのみが残ります.
じゃぁ重要でない2通のメールはどこへいったのでしょうか?実は,これらは削除されず, Gmail の中で保存されているのです.
画面の右側の「すべてのメール」をクリックしてみてください.
ここには,アーカイブされたメールが残っていますよね.
受け取ったメールはすべて残しておくが,受信トレイには「選ばれし重要なメール」のみが残る,という仕組みになるのです.
動かしてみたらわかると思いますが,受信トレイに配置されていなくても「ラベル」が貼られているメールは,「ラベル」の一覧から確認することができます.
もちろん,「ラベル」が貼ってあって「受信トレイにある」というメールもいます.Gmail では,「受信トレイ」はひとつの「ラベル」にすぎないのです.
「アーカイブ」の仕組み,なんとなくお分かりいただけたでしょうか?
大量の就活関連のメールに対応する
もちろん,必ずこの方法に従う必要はありません.自分なりの方法を見つけてください.
「まだ自分なりの Gmail の使い方がわからないんだよなぁ」という人は,ひとまず私のやり方を完コピして,次第に自分なりのやり方を見つければよいかと思います.
まず,就活関連のメールは「受信トレイをスキップさせない」ようにしていました.
人によっては,就活関連のメールはひっきりなしにやってくるので,そのたびに携帯の着信がなるのは邪魔だ,と思う人もいるでしょう.
しかし,そうしているうちに大事なメールを見落としてしまわないでしょうか?どうしても参加したかった会社説明会の申し込み開始のお知らせのメールが届いていたのに気づかなかった,なんてことはもったいないですからね.
だから,就活関連のメールは,原則として「必ず一度受信トレイに来るようにする」のが私のルールでした.
ただ,携帯を開けても,すべてのメールに即対応できるわけではありません.そこで活用したいのが「アーカイブ」機能なのです.
メールを受信した時に,「対応するべきメール」は受信トレイに残し,「どうでも良いメール」はアーカイブすれば良いのです.
時間ができた時に,受信トレイに残っているメールを確認して順次対応し,対応が終わればそのメールをアーカイブしましょう.
こうして,「自分がやるべきこと / やらなくても良いこと」を取りこぼしなく,でも短時間で振り分けられると,他のことにかける時間が増えますよね.ES書くのとか.
マイページのアカウント情報を保存する
各企業ごとに用意されている「マイページ」にログインする際の整理番号は,自分で決定することはできず,企業から割り振られるものです.
(私が就活をしていた時の話です…いまは異なっていたらごめんなさい.)
なので企業によって ID が異なり,それをいちいち覚えるわけにはいかないのです.
「就活向けの手帳」では,これをメモする欄が専用で設けられていますが,新しい企業にエントリーするたびに自分のペンを走らせなければいけない場合,絶対にどこかで取りこぼしがあるはずです.
そこで使いたいのが,「ラベル」の機能です.
以前ご紹介したように,「ラベル」とは,「メールにつける目印」のことでした.
実はこれは Gmail の優れたところだと思っているのですが,Gmail では,ひとつのメールに複数のラベルをつけることができるのです.
このことを活用し,「マイページ登録完了」のメールのみ,「就活」のラベルだけでなく,「Mypage」のラベルも貼れば良いのです.
各企業のマイページにログインする必要になったときには Gmail を開き,「Mypage」のラベルがついたメールを検索し,
さらに,ログインしたい企業の名前を入力すればよいのです.
こうするのには理由があって,例えば株式会社Aのマイページアカウントが作成できた旨のメールを検索するときに
「株式会社A マイページ」で検索しても,なかなか目当てのメールにはたどり着けないことが多いのです.なぜなら,普通のメールにも
「ぜひマイページにログインを」みたいな事が書いてあるからです.
なので,新しい企業にエントリーするたびに,マイページ登録完了のお知らせのメールには,「Mypage」のラベルを貼るようにしましょう.
その他の Tips
他に補足をすれば,マイナビからはかなりひっきりなしにニュースのメールが来るので,マイナビに登録するメールアドレスは「+jh2」として,
メールフィルタ設定で,「+jh2」宛に届いたメールには,「就活」ラベルをつけるのみならず「自動で既読にする」設定と「受信トレイをスキップ」するようにしていました.
それと,就活が終わったら,すべての就活関連のフィルタに「既読にする」「受信トレイをスキップ」を適用することで,
もう就活関連のメールが自分の目に止まることがなくなります.こうやって,自分のニーズの変化をうまくとり込んでくれるのも Gmail の良い所ですよね.
メールに使われず,メールを使う人間になろう
大事なのは,「メールに振り回される」ことなく,うまく「メールを使える」人になることです.
業界・会社にもよりますが,社会人になったら1日1000通もメールが来るような環境は珍しくありません.
現に,私の職場でも,おそらく1日800通くらいのメールが着ていますが,ほんとうに自分に関係あるのは約3割くらいなんじゃないかと思います.
では,その約3割を見極めるために,自分の働く時間のどれくらいをかけるか…やはり短いほうがよさそうですよね.
今回・前回の記事で紹介した方法を使えば絶対内定が取れる,なんてわけではありませんが,
こういう「なるべく時間をかけずに,面倒な処理を終えてしまう」ことは社会人になって必須なスキルであり,
せっかくならば就活で身に着けてしまいたいものです.
ぜひ,皆さん「メールに使われず,メールを使う人間」になってください.
ちなみに,今回紹介した技の数々では飽きたらず,もっと知りたいという人は,以下の本を読むことをおすすめします.
かつて Google で働いていた人が,どのようにたくさんの情報を整理し,自分の使いやすいようにしてきたかがわかります.
気が向いたら,今度は Evernote で ES 管理をする方法をご紹介しようかと考えています.
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