2012-12-24

【#就活】Evernote + リマインダーツールで ES の提出期限と戦う!!

ES との戦いは,なんといっても「期限を守る」こと

ご無沙汰してます. Mura-Mi です.
しばし,本業が忙しくて Blog を書く時間も取れなかったのですが,3連休に入ったことでちょっと再開しようと思います.

さて,前回のエントリーで Evernote を用いて就職活動の エントリーシートを書く方法をお伝えしたわけですが,更に踏み込んで,どのように就活の中でエントリーシートを書いていけばいいかをお伝えします.




ES を書く上で一番大事なのは,「期限を守る」ことです.特に, ES の提出期限は「第1次締め切り」「第2次締め切り」などと数段階あるわけですが,なるべくなら第1次の締め切りに間に合わせたいところです.それなのに ES の期限管理が曖昧になっていると,次第に「2次締め切りでいいや」などという諦めにも寛容になってくるでしょう.今回の話題の焦点は,どのような習慣を身につけることで,未然にこのような事態を回避できるか,ということです.



他人による ES の添削は最小限に


よく,ES をいろんな人に添削してもらう,という人がいますが,本当に必要かどうかは場合に寄ります.
一般に,金融や IT だと ES は重視されておらず,あくまで面接での話題作りのようです.一方で,製造業だと ES が大きな関門となるようです (自分では受けていないからわからない) .すると, ES が内定までのハードルが高い業界を受験する場合は,ちょっとでも ES の添削をしてもらったほうが良さそうです.
また,人にもよります.これから私が紹介する「自己添削」を用いて,自分の書いた文章を客観的に見ることができそうな人は,実は ES の添削など必要ないのです.

さて,自分は ES の添削が必要かな,と思った人も,なるべくなら添削をお願いする回数は最小限にしましょう.お願いするにも,添削は想像以上に労力が必要ですし,ある程度他人の視点を自分の文章に取り込んだところで,最終的に自分の文章を書かないと意味がありませんからね.

期限を守りつつクオリティの高い ES を出すための「自己添削」術


では,他人に ES の添削をお願いせずにハイクオリティな ES を出すにはどうしたら良いでしょうか.
他人の力を借りない,ということは,すべて自分の力で何とかする,ということです.そこで大事なのは,「時間をおいて冷静になった自分」の力を借りる,ということです.
具体的に,ES 提出までの流れをご紹介します.

ES 提出期限1週間前まで にやることは,ずばり「初稿を書く」ことです.就活の終盤になれば,過去に書いた ES が Evernote に残っているはずですから,そこからコピー・アンド・ペースト → 微調整 とすればよいので,時間はかからないでしょう.就活の序盤だったら,1つ書くのに時間がかかることを織り込んでおくべきでしょう.
早いに越したことはないのですが,やはり初稿は1週間前に作っておきたいです.その理由はこのあとお話します.

ES 提出期限3日前 にやることは,「自己添削」です.先ほど書いた初稿を開いて,じっくり読んでみましょう.
すぐに色々と違和感を覚えると思います.主述のねじれ,言いたいことが伝わってない,妙に文章が長い,などなど…
こういうことって,文章をリアルタイムで熱中して書いている時には気付けないんですよね.そこで,やっぱり時間を置きたい.「一晩寝かせる」という言葉がありますが,個人的には一晩じゃ足りない!と思っています.4,5日も間が空けば,書いていた時の妙な思い込みはなくなり,純粋に自分が「いつでも思っている」ことだけが脳の中に残っているので,かなり冷静な自己添削ができるはずです.

ES提出期限1,2日前 には2回目の「自己添削」をします.ただし,もうここでは内容云々ではなく,誤字脱字がないか,文法的に変なところはないか,というところの確認にとどめます.ここまできて「あーでもないこーでもない」とこねくり回しても,きっと大々的な変化は期待できませんしね.

そして ES提出期限1日前 には,ES を提出しましょう.別に提出期限当日に提出しても良いのですが,やはり何かあった時のために,1日くらい余裕を持ったほうが良いです.


自己添削のサイクルを回すための「リマインダーツール」


で,1企業だけでこのサイクルを回すなら,誰でもできる.このサイクルを各企業ごとに回すことが大事なわけです.そうしていると,絶対どこかで「あ,あの企業の提出明日だった」みたいなことが起きてしまう.これを防ぐために,ツールの力を借りましょう.
正直,どのツールを使うかはなんでも良いと思います.僕が就活をしていたときは, Mac OS X に付属している iCal というカレンダーツールの TODO 管理機能を使っていましたし,今だったら iOS のリマインダーを使うかな,という感じ.


具体的には,初稿を書き上げた時点で,「提出期限3日前」にセットします.「株式会社◯◯ ES 自己添削」みたいな感じ.で,添削が終わったら2回目の自己添削のリマインダーをセットする,という感じです.

実際にこの方法を使うことで,私はすべての ES に余裕を持って対応できたと思っています.それに,受けていた業種のためかもしれませんが,ES が通らなくて困ったということもなかったです.


実は簡単なこと


これまでの紹介を通じて,「なんだ,簡単なことじゃないか」と思った方は多いでしょう.そのとおり,なにも難しいことやアクロバティックなことをしているわけではないのです.
大事なのは,「一度決めたルーティンをどれだけ守ることができるのか」という事なわけです.

それでも,文章力の地力も大事


自己添削ができるためには,それなりの文章力が必要です.文章力は一朝一夕で身につくものでもないのですが,今から短期間でできることもありますから,有用な本を2冊だけ紹介して,本稿を終わりにします.


 まずは,本田勝一の『日本語の作文技術』.これは,日本語の文法などは守られているという前提の上で,どういう書き方をすれば読まれやすい文章になるか,みたいなことが懇切丁寧に書いてあります.
かなり序盤なのですが,「どういうふうに語順を組み替えればよいか」っていうのが理路整然と書かれているところで,私は感心しました.誰もが実感ベースでは持っている知識を,改めて整理してくれるような感じ.



そして,バーバラ・ミントの『考える技術・書く技術』.かなり古い,もはや「古典」と類されるような本なのですが,未だにビジネスマンの間ですぐに名前の上がる本であることが頷けます.『日本語の作文技術』で正しく伝わる日本語が書けるという前提が置かれた上で,では,どのようなストーリーを立てたら伝わりやすいのか,が身につくと思います.

これから ES を書き始める時期になると思うので,今のうちから準備を万全にしてください.それでは.

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